Maison et Objet 2015-01 (2)


KAKI KROENERのデザインした大ぶりのロッキングチェアーが新商品のひとつとして紹介されていました。

彼女がRACINESの為にデザインした照明の作品の一つが、Maison et Objet (M&O)会期と同時に開催されていたコンコルド広場近くにあるChristofleのギャラリーで開催されていた展示会に 置かていました。
この展示会では、日本の伝統工芸をモダンな形にデザインした商品も沢山紹介されていました。

この照明の写真を撮りたかったのですが、ブースの方に注意されてしまいました。ここでお見せできないのは残念です。

彼は同じHall 8の「Now」にあるLIGNE ROSETで素敵なダイニングテーブルも紹介していました。
木目の美しい軽快なテーブルです。
軽快でナチュラルでな温かみのある、そしてデザイン性の高い作品がやはり目を引きます。
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by fugas
| 2015-02-03 04:59
| INTERIOR
Maison et Objet 2015-01 (1)

昨年9月のMaison et Objet(M&O)は、夫Michelの甥の結婚式出席を兼ねて、ブラジル・パラグアイへ旅行をしていた時に時期が重なってしまい、残念ながら行けませんでした。



今日は(1)として全体的な概要や、企画展に関して報告します。
開場は9時半なのですが、パリのこの時期は未だちょっと薄暗く、展示会場の有るパリの郊外は朝、薄らと雪が積もっていることがよくあります。
1月にパリで起きた連続テロの為、警備が厳しくなっていました。会期のギリギリ前になって安全の為、渡仏を断念した訪問者もいたようで、今回のM&Oは例年より人が少なかった感じでした。


昨年からトレンド予想の企画展示ブースはHall 7に変わりました。今回のテーマは「Make」でした。
いつもの様に3つのブースに分かれ、サブタイトル「Nature Made」ブースをFrançois Bernard,「Human Made」ブースをElizabeth Leriche,「Techno Made」ブースをVincent Grégoireが それぞれ監修していました。
「Nature Made」ブースでは、壁に掛けてある写真にiPhoneの焦点を合わせると、中の自然の一部が写真から飛び出したり、雨や雪が降ってきて、写真の風景が抒情に変わっていく様子が見れるコーナーに沢山の人が集まっていました。

「Human Made」ブースは、全体が昔の日本の木造の長屋の様な造りになっていました。中のひとつづつのコーナーでは、ろくろを回して陶器を製作しているコーナーや、動物の皮をなめしているコーナー、伝統的な手法で作られた道具を展示しているコーナー等、職人の手による「技」を見せていました。
「Techno Made」ブースでは、新しいテクノロジーの手法なのに、ちょっと懐かしい感じのオブジェを見せていました。

Hall 5Aの「Secret d'Ateliers」は陶器・ガラスを中心に展開されて実用的なものからオブジェとして飾るもの、陶器・ガラスが製品の一部に使ってあるものなどが、小部屋ごとに分かれて紹介されていました。


Hall 8では佐藤オオキ(nendo)がデザインした「Chocolatexure Lounge」がありました。
ここでは彼がプロデュースした高級チョコと一緒にコーヒーを飲むことが出来ました。
彼のチョコレートは他のブランドのチョコと違って、各種の味が有るのではなく、彼がデザインした各種の「形」を揃えていました。
殺伐とした恐ろしい事件が続き、ヨーロッパが長い不況と失業率にあえいでいる影響なのでしょうか、今回のM&Oで見たトレンドは全体的に、ナチュラルで心温まる、伝統的でかつ洗練されたデザインのものだったように思います。
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by fugas
| 2015-02-02 08:39
| INTERIOR
JULIE PRISCAの新作

JULIE PRISCAは今回のMaiosn et Objetには出展しませんでしたが、ほぼ同時期にパリのブティックで新作発表会をしていました。
FUGASが日本の代理店になっていることもあり、閉店後にゆっくりブティック内の写真を撮らせて頂きました。








彼女の作品は色使いがとてもきれいと定評があります。
今回もとても魅力的なカラーコーディネートになっていました。
ELLE DECORATIONの別冊版の「Inspirations Couleurs」の表紙にも彼女のパリに自宅の写真が使われています。
これだけ沢山のビビッドカラーをを使って、ここまでシックにコーディネートする彼女はまるで色の魔法使いの様です。

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by fugas
| 2014-02-05 04:43
| INTERIOR
Maison et Objet 01/2014 (4)
週末はお休みさせて頂きましたが、今日の第4回目のレポートで興味を持ったブースや、商品、そして面白いコーナーをまとめてご紹介し、Maison et objet(M&O)の報告を終わりにします。どうぞ見て下さい。
こちらはHall7の「Scènes d'Intérieur」にあったMoissonierのブースです。以前はHall4と5の「Côté Déco Interior Decoration」に展示していました。やはりここも「Scènes d'Intérieur」に移動して来ました。
Classicなアンティーク家具の非常に高度な模造品なのですが、この枠にとどまらず、アンティークではありえない大胆な色や柄を美しく施し、コンテンポラリーな建物やインテリアと素晴らしく素敵に調和する家具です。
世界中の高級ブランドのブティックやデザインホテルの内装にアクセントとしてよく使われています。
ブースもカラフルで、品良く、更に温室の様にガラス張りにされていて、ちょっとレトロ感が漂う造作になっていました。


こちらは商品の紹介ですが、この紙の段ボールのカートンの様な凹凸のある紙で出来た仕切り(パーティーション)には驚きました。大掛かりな造作工事を必要とせず、非常に簡易に開閉できる「壁」が作れます!
環境にも優しく、日本のマンションのリビングダイニング等の仕切りや子供部屋の仕切りに最適と思いました。
こちらも商品の紹介になりますが、この壁から突起している洗面台を見て下さい!ここまで来たか!!と叫びたくなるほど美しく壁と一体化されています。

次に紹介するブースはHall5Aの「Côté Déco Interior Decoration」で見かけました。ブースで商品を気持ちよく見て頂く為にBGMに凝ることは良くあることですが、このブースでは壁の一部をDJコーナーにして専属のDJがBGMをミキシングしていました。ここまで来たか。。の感が有ります。
こちらはM&Oの企画で出来たHall6のコーナーなのですが、遠い国からM&Oの会期に合わせて来られ、広い会場を歩きまわって疲れた来場者を癒すコーナーです。
このピンクのマイクロバスを見て下さい!!
このバスの中で化粧メーキャップ、爪のお手入れを有料でプロの方がしてくれます。中は満員でした!
こちらは有料のマッサージです。椅子に座った状態の為、あまり心地良さそうにはみえませんでした。
この自動販売機は爪のマニキュアです!!
非常にカラフルで沢山の色の中から選べます!こちらも癒しの一環のようです。
これでM&O報告は終わりにします。
興味を持って頂けましたら幸いです。

Classicなアンティーク家具の非常に高度な模造品なのですが、この枠にとどまらず、アンティークではありえない大胆な色や柄を美しく施し、コンテンポラリーな建物やインテリアと素晴らしく素敵に調和する家具です。
世界中の高級ブランドのブティックやデザインホテルの内装にアクセントとしてよく使われています。
ブースもカラフルで、品良く、更に温室の様にガラス張りにされていて、ちょっとレトロ感が漂う造作になっていました。


こちらは商品の紹介ですが、この紙の段ボールのカートンの様な凹凸のある紙で出来た仕切り(パーティーション)には驚きました。大掛かりな造作工事を必要とせず、非常に簡易に開閉できる「壁」が作れます!
環境にも優しく、日本のマンションのリビングダイニング等の仕切りや子供部屋の仕切りに最適と思いました。


次に紹介するブースはHall5Aの「Côté Déco Interior Decoration」で見かけました。ブースで商品を気持ちよく見て頂く為にBGMに凝ることは良くあることですが、このブースでは壁の一部をDJコーナーにして専属のDJがBGMをミキシングしていました。ここまで来たか。。の感が有ります。

このピンクのマイクロバスを見て下さい!!
このバスの中で化粧メーキャップ、爪のお手入れを有料でプロの方がしてくれます。中は満員でした!


非常にカラフルで沢山の色の中から選べます!こちらも癒しの一環のようです。
これでM&O報告は終わりにします。
興味を持って頂けましたら幸いです。
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by fugas
| 2014-02-04 01:53
| INTERIOR
Maison et Objet 01/2014 (3)
今回のMaison et Objet(M&O)では、数年続いていたインテリアのトレンドが変わってきた感じを受けました。 「新しい風」とでもいうのでしょうか。
主にHall7「Scénes d'Intérieur」とHall8「Now Design à Vivre」を回って、いつもの様にいいな~と感じたブースのいくつかを写真に撮り、、展示会場から帰って写真の整理をしているうちにふと気付いたことが有りました。
まずは写真を見て下さい。


どうですか?
これらの写真の中のソファーとシーリングライトに注目して下さい。
小振りで優しい日本のマンションに良く生える様なソファーと天井から吊られた大きなシーリングライトの組み合わせです!
イタリアンデザインのモダンなカチッとした感じとも、中東のお金持ちが好まれる様な大きくて豪華でキラキラした感じでもなく、北欧の木目のシンプルなデザインの異型とでもいうのでしょうか。
軽快で安らぎを感じるソファー、そしてこんなに必要かな~と思うほどの大きな特徴あるシーリングライト。
「頑張らない、でも素敵なインテリア」とでもいうのでしょうか。
毎日の日常生活が楽しくなりそうですね。
シーリングライトも一つ大きなものを吊り下げるのではなく、小さなライトを沢山下げたり、大きなものを幾つか下げたり、色や素材、ランプの種類もとてもバラエティーに富んでいてとても面白かったです。
今までヨーロッパではインテリアの照明としてシーリングライトはあまり使われていなかったので、とても興味深く感じました。


まずは写真を見て下さい。



どうですか?
これらの写真の中のソファーとシーリングライトに注目して下さい。
小振りで優しい日本のマンションに良く生える様なソファーと天井から吊られた大きなシーリングライトの組み合わせです!
イタリアンデザインのモダンなカチッとした感じとも、中東のお金持ちが好まれる様な大きくて豪華でキラキラした感じでもなく、北欧の木目のシンプルなデザインの異型とでもいうのでしょうか。
軽快で安らぎを感じるソファー、そしてこんなに必要かな~と思うほどの大きな特徴あるシーリングライト。
「頑張らない、でも素敵なインテリア」とでもいうのでしょうか。
毎日の日常生活が楽しくなりそうですね。
シーリングライトも一つ大きなものを吊り下げるのではなく、小さなライトを沢山下げたり、大きなものを幾つか下げたり、色や素材、ランプの種類もとてもバラエティーに富んでいてとても面白かったです。
今までヨーロッパではインテリアの照明としてシーリングライトはあまり使われていなかったので、とても興味深く感じました。


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by fugas
| 2014-02-01 04:21
| INTERIOR