人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Chartier

今年のパリは「春」からずっと不安定で気温の低い状態が続いていて、例年今頃は22時頃まで外が明るくて、1年で一番気持ちいい時期なのに残念です。先週は20℃以下の日が多くて私も風邪をひきました。

それでも今日・明日は天気の予報だったので、久しぶりにGrands Bouleverds(グラン ブルバー)界隈を散策して来ました。この辺りは50年代にパリっ子達が夜な夜な繰り出した地区でOpéra(オペラ)地区、Bours(ブルス)パリに金融街に近く、Grévin(グレバン)蝋人形館や、Hard Rock Cafe(ハード ロック カフェ)等は今も観光客で賑わっています。
Chartier_f0214437_3362951.jpg
天気がいまいちなのでテラスの有るレストランよりも、折角グラン ブルバー地区に来ているので暫くぶりに「Chartier」に行ってみたくなりました。ここは1896年から創業している伝統的フランス料理のれすとらんです。昔の「」を思わせるようなレトロで素敵な内装と値段も手ごろな為ガイドブック等でも紹介されている様です。ここは予約を取らないので、いつも店の前に人が並んでいます。
あまり待たなくてすむ様に我々は時間を少し外して午後2時近くに「Chartier」に行きましたが、やはり少し待たされました。
Chartier_f0214437_337571.jpg



中に入ると変わらない内装が迎えてくれました。席に着くと今では見かけなくなった「紙に印刷しただけ」のメニューが渡されました。中には典型的なフランス料理が並んでいました。ボーイさんは「最近は観光客が増えてこのメニューを黙って土産に持ちかえる人が増え、メニューが直ぐ足りなくなる」と嘆いていました。確かにレトロで可愛いので持ち帰りたくなる気持ちも分ります。


Chartier_f0214437_3383950.jpg


いつも混んでいる為料理が運ばれるまでも少々待つ覚悟は必要ですが、このレストランのタイムスリップした様な雰囲気はまさに日本人がイメージするパリの感じがして好きです。



Chartier_f0214437_3422619.jpg

最近は星の数や話題のシェフがいる洗練された内装と食器、盛り付け、勿論「味」の少々とがったレストランがパリでも話題になりますが、「Chartier」の様な居るだけで懐かしくて「優しい」感じになるレストランも捨てたものではありません。

このレストランではお客さんがオーダーしたものを紙のテーブルクロスに一つ一つ書いていきます。そして会計の際にはこの書かれたものの横に値段を書き入れながら各テーブルの上でボーイさんが算数の計算をして合計を出します。レジで計算書を出して持ってくるレストランに慣れた我々にはとても新鮮な感じです。

ぜひパリにお越しの際は訪れて下さい。住所は7, rue du Faubourg Montmartre 75009です。
by fugas | 2012-07-18 02:31 | FOOD/DRINK


パリの今を感じる現地からの最新レポート。インテリア・アクセサリー・アート・フードなど様々な情報をお届けします。


by fugas

LINK

カテゴリ

全体
INTERIOR
ACCESSORY
ART
BEAUTY
FOOD/DRINK
OTHERS

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

海外生活
雑貨

画像一覧