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もうひとつのMarais(マレ)の顔

8月最後の週末となり、既にパリは薄手のセーターやトレンチコートを羽織った人達を見かける様になりました。天気ははっきりしませんがそれでも未だ寒くはなっていません。外を散歩するにはいい時期なので今日は午後Marais(マレ)地区のいつも行きつけのカフェまで歩いて行くことにしました。
とはいっても我が家からHôtel de Ville(パリ市庁舎)近くのそのカフェまでは歩いて40分位なのですが、今日はバカンスがほぼ明けたマレ地区をウインドショッピングをしながらあちこちフラフラと歩きました。

Rue Vieille du Temple(ビエイユ タンプル通り)を歩いていると、右手にRue des Rosiers(ロジエール通り)が沢山の人で賑わっているのが目に入りました。このロジエール通りにはマレ地区のもう一つの古い顔が未だ残っています。マレ地区は今でこそ旬のクリエーターやデザイナーのブティックが所狭しと並んでいますが、この地区の建物はパリの中でも一番古いもので、以前はユダヤ人街としてマレ地区は有名でした。 その当時の名残がこのロジエール通りにははっきりと残っています。
ユダヤ教の規律に合った食品を売る食品店やユダヤ料理のレストランそしてオーナーがユダヤ人のギャラリー等が洋服のブティックやセレクトショップと一緒に並んでいます。

ユダヤ料理は日本ではあまりメジャーではない様ですが、New Yorkを始め世界の多くの都市でユダヤ料理のレストランがあります。私も初めてパステラミ サンドイッチを食べたのはNew Yorkでした。もうひとつのMarais(マレ)の顔_f0214437_3323429.jpg
パリではGOLDENBERG(ゴールデンベルグ)というこのロジエール通りにあったレストランが
一番有名でしたが、昨年洋服のブティックになってしまいました。でもあまりに有名だったため子のブティックは外観を壊さずゴールデンベルグの名前を残しました。もうひとつのMarais(マレ)の顔_f0214437_3331117.jpg

最近私が気に入っているユダヤ料理のレストランはこちらです。
やはりロジエール通りにありますが、こちらはメニューから選ぶ通常の注文の他にテイクアウト用の各種の料理の中から自分で選んでボーイさんにお皿に載せてテーブルに持って来てもらうことが出来ます。もうひとつのMarais(マレ)の顔_f0214437_334194.jpg


何種類選べるかは決まっているのですが、名前が分らない人は自分で見て選ぶことが出来ます
野菜を沢山使った料理が多く、私はヘルシーでとても美味しいと思います。地理的なことからレバノン料理と重なるものも多々ある様ですがそんなことを言ったらユダヤ人の方達に怒られそうですね。
by fugas | 2010-08-29 03:39 | FOOD/DRINK


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