Maison et Objet 01-2017 4
2017年1月のMaison et Objetのreportの最後に今回のM&Oで見つけた面白い商品、ユニークなブースやコーナーをご紹介します。
沢山のフラミンゴやウサギの上にどっしりと腰をおろすことは、出来ますか。。
このふわふわの羊がいきなりリビングにいたら、驚きますね。
壁際の棚にあるカラフルな羊もとても気に入りました。
パリのカフェでよく見かけるグラスですが、このグラスのトップにプラスチックの蓋を載せるだけで、エッグスタンドやオレンジジューサーなどに早変わりです。凄い!
ここまで大胆な釉の色の塗り方は初めてです。潔さを感じます。
次はちょっと驚いたブースやカフェコーナーです:
これはあるブースのなかのバーカウンターです。最終日を除く毎日M&Oが閉まる30分ぐらい前から、
このブースではディスコの様な音楽を大きなボリュームで流し、商品を発注して下さった方々にシャンパン等を振る舞っていました。
こちらはブース内ではなく通路沿いにあるカウンターでした。 吊られている照明ががユニークで雰囲気があります。
このブースを見ていた時、誰か座っているな~と軽く思い、特に気にせず商品を見るために近づいた所、、、なんと人ではなくて人形でした。。。びっくりしました。
このブースは沢山の小さな照明を上手く展示していました。奥の赤と白に見える壁の白い点々は遠くからだと分かりにくいですが、沢山の小さな白いスタンドライトが並んでいるのです。
バーカウンターには小さなシーリングライトが沢山吊るされていました。
更にカウンターの上の釣り天井の上には何故か白い犬が置かれていました。
ここまでキッチュですと突き抜けた感があります。
2017年1月のM&Oレポートはこれで終わりです。
今回は日本のブースがとても多く出展されていて、皆さんそれぞれ個性を出して頑張っていらっしゃいました。次回の9月が楽しみです。
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by fugas
| 2017-01-31 08:57
| INTERIOR
Maison et Objet 01-2017 3
今回の2017年1月のMaison et Objetで気になったブースをいくつか紹介します。


見て下さい。段ボールの様なカートンを使ったこの美しい壁を。ブース全体がこの段ボールを重ねたような素材で出来ていました。
商品の照明も美しかったです。 
この歯ブラシは日本ではデパートやハンズでもう売られているそうですが、ナノテクノロジーを使った、画期的な歯ブラシでした。
Hall7の「Scènes d-Intérieur Gallery」にあったEthnicraftのブースです。
このブランドの木製家具がブース全体に溶け込むような木を使った素晴らしいデザインの壁が見事でした。
同じくHall7の「Scènes d'Intérieur Gallery」にあったMOLOのブースです。



ナノサイズのミネラル(マグネシウム、カルシウム、ソディウムなど)がブラシにコーティングされている為、歯磨き粉無しで、水だけで30日間磨け、ミネラルの力で歯がツルツルになるそうです。
この歯ブラシのコンセプトも斬新ですが、このスタンドは白で統一され、このシャンデリアの様に見えるものは、何と歯ブラシを透明の糸で一つ一つくくって、くるくると円を描かせて吊り下げたものでした。スポットの光に照らされ、まさにシャンデリアのようでした。
下の円形の小さなプールの様なものの中には水が張ってあり、スチームが常に上っていました。
スタンドの一角に歯磨きの体験コーナーがあり、歯を磨くとこの歯ブラシがもらえることも有り、
いつも沢山の人で賑わっていました。

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by fugas
| 2017-01-30 08:48
| INTERIOR
Maison et Objet 01-2017 2

FUGASでご紹介しているLa Fibuleも今回のM&OではHalle7の「Scènes d'Intérieur Gallery」に素適なブースを出していました。
新しいコレクションは日本の住宅にも丁度良い大きさのソファーやチェアーが多く、色もビビッドなものが多く、楽しいリズミカルな感じのインテリアでした。
そのままチェステーブルになりそうなサイドテーブルも可愛かったです。
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by fugas
| 2017-01-29 07:46
| INTERIOR
Maison et Objet 01-2017 1

昨年の1月は2ヶ月前にパリで起きたテロ事件の影響で、計画していた出展を見合わせた日本の会社やアーティストがかなりありましたが、今回はその分を取り返すかのように日本から出展された方のスタンドが多かったように感じました。

京都のブースは既にM&Oに何回か出展されていますが、今回は岐阜県のブースもあり、素適な木製のコンテンポラリーデザインの椅子などを紹介していました。






前回までHall7は「Scènes d'Intérieur」「Now Design à Vivre」でしたが、今回Hall7は「Scènes d'Intérieur Gallery」「Now Design à Vivre」となり、Hall8が「Scène d'Intérieur Paris」に変わりました。基本的にHall8にあったブースは一つ一つがとても大きいLalique等の様なブースが集まり、Hall7の中小のブースが今までよりも大きなブースの陰にならず、探しやすくなった感じがしました。

企業やアーティストばかりでなく、日本の幾つかの都道府県が、その地方の伝統技術を活かしたモダンなデザインの家具や小物、テキスタイルを紹介し、その企業やアーティストをバックアップするブースを出していました。
昨年末以来、フランスには寒波が居座っていてとても寒い冬なのですが、今回のM&Oの会期中に雪は殆ど降らず幸いでした。ただこの冬一番位寒い時期には当たってしまいました。この数年冬のM&O会場の外の中央通路はビニールで覆われ、ビニールのトンネルの様な中は暖房されていたのですが、エコノジーの観点でエネルギーの無駄を無くすためか、経費の節約のためか、今回はこのビニールのトンネルはありませんでした。確かにHall1や反対にHall8から入れば、後はHall内の通路を通って移動できるので、これで良かったように思います。今回のM&Oのメインテーマは"SILENCE"でした。このテーマにも沿ってシンプルにしたのでしょうか。






毎回M&Oの運営側で設けているHall3のステージにある"Wha's New"の大きな展示ブースは、今回François Delclauxによって非常にシンプルな展示になり、流行予想というものよりも、各Hallのテーマ毎に、その中で彼が新しい!と感じたものを集めて展示されていました。これもメインテーマの沿っていたのでしょう.
Hall5Aのステージにある"So Craft!"の展示ブースは、今回Elizabeth Lericheによって、ブース全体が紙で出来た家の様な感じで、作品がスッキリと見やすく展示されていました。まさに"SILENCE"でした。今回のM&Oは全体的にシンプルにしたようですが、M&Oのお祭り感が少し減少した感じも受けました。ただ出展者数も入場者数は昨年の一月に比べると、かなり増えた感じがしました。
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by fugas
| 2017-01-28 07:44
| INTERIOR
Maison et Objet 09-2016 4
いよいよ2016年9月M&Oの最終レポートです。
今回特に会場を回って気付いたこと、目に付いたものを紹介します。
インスピレーション スペースの「HOUSE OF GAMES」のテーマは、各所で「遊び心のあるインテリアと雑貨」に昇華していました。
そしてナチュラルな素材と癒し系デザインが方向性だったように思います。
今回の展示でよく使われていたモチーフは意外なことに「動物」でした。
こちらはざっくりとした織りの上質の生地に絵で描いたような動物や人がプリントされていました。
ニットで作られたぬいぐるみの様なオブジェです。オマールエビやカニ、魚、カエルもいました!

今回フラミンゴの形や色を使った商品を展示しているブースが何故か多かったです。
こちらは動物が大きくプリントされた傘の商品を天井から吊っていました。



この会社の食器はパリの街でよく見かけますが、展示会用にセッティングをしたのは、プロのテーブルデコレーターの方だと思います。どなたかは存じませんが、特にお皿を飾ったセンスは和食の懐石に近い感じです。使われているのは鷹の爪やプチトマト、マシュマロ、塩、乾燥した藻等です。素晴らしい感性ですね。
これで2016年9月のM&Oのレポートは終了です。最後まで見て下さり有難うございました。
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by fugas
| 2016-09-12 00:52
| INTERIOR